アイコスに違和感を感じてから

自分のアイコスに違和感を感じていた。アイコスを吸った時の少しの高揚感や旨みは格段に薄れ、ただのルーティンアイコスと化してから7ヶ月が過ぎた。原因はアイコス本体の劣化だということは外見からもわかったが、そのまま吸い続けた。購入時にユーザー登録をしていなかったため保証期間は過ぎていた。

 

それでもなお、劣化したアイコスを吸い続ける理由は、こうだ。

説明するために11/8の日経新聞の一面記事の内容を補足して引き合いに出す。

 

【自動運転、保険で補償。東京海上が無料特約】

 「自動運転」については、大きく分けて4つのレベルがある。

レベル1は、アクセル、ハンドル、ブレーキのうち1つだけを自動で行える。

レベル2は、アクセル、ハンドル、ブレーキのうち2つ以上を同時に自動で行える。

レベル3は、アクセル、ハンドル、ブレーキの全てを自動で行えるが、運転手には監視義務があり、状況変化などによって運転を代わる必要がある。

レベル4は、完全自動運転。(無人でOK)

 

東京海上日動火災保険は、このレベル3までを対象と想定して、2017年4月から自動運転中の事故を補償対象に加えるそうだ。自動運転を対象とした保険は国内初。

レベル1を搭載した自動車は既に多く販売されている。レベル2を搭載した自動車もテスラ社のモデルS、メルセデス・ベンツEクラス、日産セレナなど既に国内で販売されている。アウディがレベル3を搭載した自動車を来年投入するとも言われている。レベル4は現段階では実現していない。

「自動運転では自動車会社や通信業者など事故責任の特定に時間がかかる。そこでまず運転者に保険を払い被害者を救済する。(日経引用)」

 

「アイコスへの違和感」についても、大きく分けて4つのレベルがある。

レベル1は、臭い、摂取後の多幸感、吸い殻のタバコ葉がほとんど完全体として残っているのうち1つだけを自動で感じる。気のせいだと思うことができる。

レベル2は、臭い、摂取後の多幸感、吸い殻のタバコ葉がほとんど完全体として残っているのうち2つ以上を同時に自動で感じる。少しヤバイかなと思うことができる。

レベル3は全てを自動で感じる。運転手は監視義務を怠っていたことを反省しアイコス本体の掃除などを始める。

レベル4は、完全自動運転。(保証期間も過ぎているし、掃除してもあまり変化が無いので手の施しようが無い。運転手はアイコスに対して何もしてあげられないので、アイコスにとって運転手の存在意義は無い。無人でOKだ。)

 

私もレベル3を意識した時点ではまだギリギリ保証期間内だった。レベル4に移行している間に補償対象外の存在になってしまった。

「自動アイコスではアイコスの製品上の問題や非純正のアダプター使用、不注意による落下、白と黒の組み合わせがカッコイイなどど思い他人とホルダーを交換するなど事故責任の特定に時間がかかる。そこでまず運転手は保証期間に注意を払い被害者たる運転手自身を救済する必要があるのだ」

 

・少ないとはいえ臭いが気になるので寒空の下アイコスを吸うが自動車の中は暖かい。

・どんな車に乗っているかでその人となりがわかるという。アイコスもそうだ。白が好きな人は「正しくありたい」という気持ちが強いらしい。黒が好きな人は「鋭い感性やセンス」に憧れがあるらしい。

・アイコスの柔らかい匂いに包まれた時の多幸感は車内で自動車に完全に包まれる多幸感と似ている。誰にも侵されない自分だけの聖域だ。大声で歌っても良い。相撲甚句をうたっても良い。

・アイコスを吸いだすことは、新しい一歩を踏み出すことに似ている。新しい一歩とは東京海上の自動運転保険に他ならない。

 

ちなみに私は酒を飲むとき以外はアイコスを吸わないので、特に予定が無い時はアイコスを家に置いて行く。アイコスが行ってらっしゃいと言っているようだ。自動車を家に置いて出かける人たちもそんな気持ちだろうか。

私は運転免許を持っていないし、もちろん自動車も持っていない。